修伯

祿 プロデューサー 門上武司より「修伯」の推薦文 「修伯」の吉田修久さん、料理人のスタートはフランス料理でした。またいまでも大学の研究室で開催される日本料理のラボに参加し、料理を科学的かつ論理的に考える毎日です。独立をはたし20年近い歳月が流れます。開店当初からお造り一つひとつに醤油だけでなく、全て異なる薬味をつけるなど、それまでの日本料理店の発想とは違う手法を持ち込んだのです。また３時間蒸したアワビとフォアグラを低温調理で結着させ、口に入れた時に溶けたフォアグラをソースしてアワビを食べる料理を生み出すなど、常に他の料理人に大きな刺激を与え続けているのです。これは異なる食感から生まれる感動、また香りの差異など考え抜かれた料理といえます。これから日本料理が歩む新たな方向性を感じる吉田さんの料理をお楽しみください。