御料理 ふじ居

祿 プロデューサー 門上武司より「御料理 ふじ居」の推薦文 富山湾は「天然のいけす」と呼ばれるぐらいに魚介類の豊富なところです。それは海の形、沿岸から急に深くなり海底には多くの谷があり、そこが魚介類の格好の住処になっています。また標高3000メートル級の立山連峰から流れ込む水が豊かな栄養素を含んでいるので、生き物は健やかに育つというわけ。ブリ、ホタルイカ、白えびなどがポピュラーな魚達です。「御料理ふじ居」はそんな富山湾の豊富な食材や立山連峰の幸を、巧みに組み合わせた料理で食いしん坊の舌を唸らせれている存在なのです。この季節なら、海からはズワイガニやブリ、山からは熊などのジビエがふんだんに届きます。ズワイガニなら造りや椀種に、ブリは大根と合わせた極上のぶり大根などがポピュラーですが、藤井さんは「ROKU」ならではの献立を考えてくれるはずです。早春に食べた活けのホタルイカは室内の灯を消すと、本当に光っている様子を見ることができました。それをサッと出汁で炊いたホタルイカの味わいはいまも記憶に残っています。「御料理ふじ居」ならではの海と山の幸の饗宴に、きっと衝撃を受けることでしょう。