京 静華

祿 プロデューサー 門上武司より「京 静華」の推薦文 「京、静華」の主人・宮本静夫さんは、今年古希を迎える料理人である。ところがその探究心たるや、若手の料理人をして「もう止まるところがありません。凄すぎます」と言わしめるぐらいだ。僕も定期的に「京、静華」に通っているが、訪れるたびに期待と想像を上回る料理が登場し、驚き感動を覚えるのであった。
「今回はフカヒレ、いろいろ考えています」と宮本さんは話してくれた。基本はフカヒレの姿煮込み。この上湯は、宮本さんでしかできない傑作。透明感にキレとコク、そして優しさを持ち合わせた上湯は、ここを象徴する味わい。これまでも、フカヒレの料理はまるで麺のような姿で登場したこともあれば、刺身のように感じる時もあった。さて宮本さんの新たなフカヒレ料理はどのような状態で「ROKU」のカウンターに並ぶのであろうか。「京、静華」宮本さんの新たな世界をお楽しみください。